PHP新書「頭がよくなる照明術」結城未来2006

いつぞやのホッテントリで見て買った本。
現代の陰翳礼讃…理論的なライフハックに近い感
要点はだいたいググればネットで読めるなぁ
せっかくメモしたんだから印刷してファイリングしておきたいのだが、
プリンタはヘッドがいかれてどうにもできない…ぐぬぬ

"“光の指令”と“私たちの行動や心理の不協和音”をなくすこと"11

1人の心は光によって動かされる

1-1人を引き止める間接照明

ファストフード:直接照明=水平面照明・青白い・頭上からの光=活動的モード
高級レストラン:間接照明=鉛直面照明・オレンジ・視線誘導・安らぎモード
間接照明のようにところどころに影をつくるほうが光は生きてくる27
人間は、自分に光が当たると緊張する生き物
@壁を照らす
@棚に蛍光灯
@植物をライトアップして壁に影を
@壷や絵を照らす
@フットライト

1-2光を自分のものにする三つのポイント

?光の色
色温度高:人を活動的に
色温度低:人に安らぎ
暖色系中心の部屋は、寒色系の場合よりも滞在時間が実際よりも長く感じられる
?光の高さ
高い位置から:人の気持ちを活動的にする位置
低い位置から:人をリラックスさせる位置
中程の位置から:高低の光源に加えると空間が立体的に
部屋を均一に照らすだけでは無機質
蛍光灯の色:[白]>昼白色>白色>温白色>電球色(白熱電球ほど赤くない)>[オレンジ]
?光を当てる場所
自分に直接当たっているか、床が明るいか、どこに光が当たっているのか
@@@
ハロゲン:高温化、スポット照明に最適

1-3和空間・古人に学ぶ頭のよい光と照明テク

"茶室などは北側につくられていました。これは、花を家に向かって咲かせることで、家族が花を愛でられるように配慮されていたのです。"59
@障子
和室では障子から入ってきた横からの光が、下の畳や横の砂壁でバウンドしながら余分な光を削ぎ落とし、残ったやわらかな光が部屋にいる人をやさしく包み込むようにできています。63
玉砂利"太陽の光を砂利で反射させ、室内の奥へと引き入れる役割"65
金襖、金屏風"家の奥までたどり着いた光を増幅させる反射板"65
"着物や漆器、棚のところどころに金が使われているのも、装飾という役割に加えて暗い家の中で、少しでも光を増幅させて楽しむ実用性も兼ねていたのです"66
ろうそく"洋ろうそくは一定の大きさで燃え続けますが、和ろうそくは、洋ろうそくよりも炎が大きく、数十秒ごとの周期的なゆらめきによって、ドラマチックな変化を見せてくれます。和ろうそくの中心には空気穴が開いているので、洋ろうそくとくらべても炎に迫力が出てくるのです。"70

2頭も身体もスッキリ!仕事がはかどる「灯り脳」リズム

2-1朝=体内時計をリセットする決め手は朝日

"視交叉上核のなかには体内時計があり、光によってリセットされ時間のズレを調整している"78
"朝日を浴びることが、一日のリズムを整える大切な決め手"80

2-2午前=脳が疲れていない「クリエイティブ脳」
2-3昼休み=昼寝で脳力アップの「エネルギー充電脳」

"目の中に太陽が入ることで、脳を活動モードに切り替えてくれます"

2-4午後=体を動かすのに最適な「筋肉脳」
2-5夜=オレンジ色の照明で残業を助け「記憶脳」へ!

"ものを覚えるのに一番適した時間"
"朝、記憶したものよりも、よる、小野恵たものを優先して、長期保存の記憶の棚へと移し換えていく"
"もちろん、青白い光も単調な作業には向いています"

2-6睡眠=脳が生きるか死ぬか究極の時間帯

"「ストレス物質コルチゾールは、特に海馬で脳細胞を殺します。一生懸命すぎることが、かえってアダになってしまうのです。また、睡眠中に分泌がふえる成長ホルモンは、BDNF(脳由来神経栄養因子)など脳を保護し育てる物質の働きを育てます。睡眠は脳にとって非常に大切な時間なのです」(諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授)"
精神疾患の脳がやられはじめの精神疾患から、脳が萎縮するアルツハイマーまで、このコルチゾールが原因なんじゃないのー?で、成長ホルモンと睡眠薬混ぜて処方すればなんて妄想が広がるがどうなんだろう。
むしろソース何処なんだろう、そっちの本読んでみたいが…(主な参考文献に載ってないなw流石に)
//amazonで検索したらナンパな脳科学本一杯出してるわーちょっと如何なニオイするわーw

3ストレス解消!「眠れない病」は光の使い方で治る

3-1記憶力が壊れる睡眠不足の恐怖
3-2キレる人、肌が荒れる人、太る人
3-3就寝前の光の色が睡眠の深さを決める!

"良質な眠りのための三つの光を覚えておきましょう。眠る前の照明、眠り途中の照明、起床時の太陽光"

4職場の大敵!うつ・時差ボケ・徹夜疲れ解消法

4-1陽射しが少ない「冬のうつ病」に要注意

"夜を迎え、目に入る光の量が少なくなると、脳の松果体から眠りの質を良くするメラトニンというホルモンが分泌されます。これは、日中きちんと陽の光を浴びることで、夜スムーズに分泌されるもの。 〜略〜 神経伝達物質セロトニンの機能不全が関係しているとも言われています。"
光療法"二五〇〇ルクスから三〇〇〇ルクスの蛍光灯の光を朝方一時間から二時間浴びさせるのが一般的 〜略〜 一万ルクスの光を三十分程度浴びても同等の効果が得られる 〜略〜 いずれの場合も、光源を二十秒から三十秒見ることが重要だそうです。 〜略〜 開始三日ほどで症状の改善がみられる例が多く、六、七割の確率で改善にいたっている"
@2500〜3000ルクスって結構な出力いるんじゃないかとオモタが…照度計が手元にないので後で調べる //20〜30秒光源を見るとかw1万ルクスは目が灼けるだろうという気がかなりするんだが…
@文中に出てくる"携帯型の高照度光照射装置"だが、検索して見るにかなり高額…これは自作フラグだわ…
"「 〜略〜 いわゆるうつ病でも効果が認められているのです。 〜略〜 」(スリープクリニック調布・遠藤拓郎院長)"…流石に眉唾感があるが
*冬うつの予防法
日光に当たる生活を心がける
朝の光を浴びるように心がける(早寝早起きを心がけ、日照時間を延ばす)
セロトニンを増やす努力をする
"セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、快楽から抜けだせずに依存症に陥ったり、うつ病になりやすいといわれている" MJD!!!!

4-2海外出張を時差ボケ少なくバリバリ働く方法

"人の体内にある体温(深部体温)が最低となるのは、だいたい明け方四時から六時。そのころよりあと、つまり早朝から午前中の早い時間までに光を浴びると体内時計が進み、それより前、つまり夕方から深夜までに光を浴びると体内時計が遅れる"

4-3睡魔が襲う夜間勤務を乗り切る方法

"昼光色の蛍光灯を意識して身体に受けましょう"

5簡単!疲れ目を防ぐアンチエイジング灯り術

@作業の際に必要なあかりのポイント
机の上の明るさと部屋全体の明るさとの差が三対一以下になるようにする
 明るすぎても暗すぎても負担になる
手の影ができない位置にスタンドを置く
紙やパソコンの照り返しに対応できるように、光の角度を変えやすいスタンドを選ぶ
 照り返しで目非負担がかかっている
"「テレビを観るときは部屋を明るくしましょう」といわれます。 〜略〜 テレビの画面と周りの明るさに差があると、目が画面の明るさとその後ろの暗い壁の両方に対して調整を繰り返してしまうので、眼精疲労の原因になってしまうのです"→間接照明

6意外な発見!心が安らぐ照明テクニック

6-1光でクールビズウォームビズ

"光の色の違いで体感温度が変わる"
"青白い昼光色の光ではオレンジの電球色と比較すると、体感温度が約一度下がる"
清涼感のあるカラーライトをアクセントに
 "青白い光は人を陰鬱にする"

6-2バスタイムの光の演出が疲れを癒す
6-3料理上手に見せる光のスパイス

肉売り場で"商品をショーケースから遠ざけてチェックします"
"食材が美味しそうに見える波長を選択して放射する照明器具(ダイクロイックミラー付きハロゲン電球など)。白熱電球やその仲間のハロゲン電球は、光と影をくっきりと出してモノを立体的に見せる上、食品に赤みを加えます。"あと野菜に霧吹きwフォン・べゾルト現象
"照明の光は味覚まで左右する"
"昼光色や昼白色の蛍光灯のように明るくて青白い光のもとでは、人は比較的味覚に敏感。"
"白熱電球や電球色の蛍光灯のようにオレンジ色の光では、味覚の感度が上がらない。"
"色・立体感・艶・キラメキ"

6-4空き巣や不審者から身を守る防犯照明術
6-5ガーデンライトが非日常の開放感を生む

"照明の映り込みがないと、夜景と室内がひと続きになって見えるので、ロマンチックなだけでなく空間は広々。開放感でリラックスできます。"
"パワフルなライトで隅々まで照らした庭は、いってみれば“脱走犯を見張る刑務所の光”"
"暗闇に魅力的な立体感を演出する秘訣は、“光のピラミッド”。"
3点:足下を照らす・高さを出す・全体を包み込む

7自分を素敵に演出する“モテ明かり”

身だしなみ:鏡の上に洗面台→影を消すあかり+暖色ライト
後光の効果
肌との色彩対比
キャスターライト・レフ板
スタンド+布=ソフトライト・百円ライトのスポットライト
キャンドル

照明学会の本とか後で読んでみたいなぁ…
@廃。