Caplio R7 を悼む

先日エラー吐いてしまって
本日づけで工場送りになってしまったR7。
手元にいぬまに、せっかくなのでもう一度R7がどういう奴だったかメモっとくか

G4wide R7
電池 単3*2本 充電式リチウムイオン
SD認識 SD-1G(非公式) SDHC-2G
マスストレージ (未対応) 対応
有効画素 324万画素 815万画素
最大画像 2048×1536 3264×2448
光学ズーム 7.1×

手持ちの旧メインカメラと簡単に比較。


G4とR7の大きな違いとしてはその電源の取り方。G4は旅先でアルカリ乾電池を調達できればokでした。対してR7ではバッテリーということで、旅に出るのをあらかじめ予定し、全バッテリーを充電しておくということがポイントになるでしょう。すでにこの時点で出先で電源を切らすという自体を2回経験しているので、バッテリーは突然のたびに備えられない難点があります。充電しておいても放電しちゃうのは常ですし。また、寝カフェでは、どうやって充電するかという問題があります。コンセントのあるところならよいですが…


自遊空間ではSDカードリーダーが整備されてなく、旅先の宿に自遊空間を選択した場合、カメラ内データの整理ができずその後撮影を節約する場面があった。当時マスストレージデバイスは出回り始めたばかりで、G4には搭載されていなかった。マスストレージが使えれば自遊空間でもデータの整理ができるのに、くやしぃryというのはよく思いました。寝カフェでまともなDVDライトできるパソコンに当たらず、何度も生焼けさせて糞高いDVD-Rを買ったのも思い出です。R7ではUSBケーブルさえ忘れなければどこの寝カフェでもデータの整理ができるでしょう。まだその機会はないですが。


SDカード、G4を買った当時は高速なカードは少なく2枚連続撮影したら3秒休憩という待機時間があり、よくもたつきました。512の高速カードを大枚はたいて買ったのも思い出です。その後SDカードは廉価になり80xの1Gカードを買いました。この早さだと、ほとんど待ち時間もなく大量に撮影でき、非常に快適でした。(この時点での問題は電源確保とデータ整理になった)R7では本体自体のアクセスがいいのか、画像圧縮率が上がっているのか、画像は大きくなっているのに書き込み待機が無く、非常に快適でした。1Gで快適な現在、これ以上の高速化・大容量化は考えなくていいなと思っています。


caplioシリーズというのはもともと広角レンズを採用ということで他の大手メーカーとの差別化を図っていました。G4・R7双方でも、これ以上下がれない場所での撮影で撮りたい広さの絵が取れ、非情に自分の目にかなった画を作ってくれました。
またG4は3倍という光学ズームを持っており、多少距離のある被写体も何とかフレームに収めてくれました。しかし、3倍では中途半端な距離までしか写らずやきもきしました。その点R7になると、大丈夫かというくらいまで拡大でき、横須賀駅から遠くの船をフレーム全体にはめ込むズーム力には驚嘆です。
あのスリムボディで7.1を実現してしまったことで、レンズ部分の耐久性が落ちてしまったのかもしれませんが…耐久性と7.1倍光学ズームをどっち撮るとか言われると悩んでしまいます。ボディを大きくしてでも耐久性とズームを実現して欲しかった気がします。
ボディといえばR7は本体厚が23mmしかないという脅威の薄さです。G4が36mmであることを考えると13mmという脅威のスリム化です。G4では電池の格納部が膨らんでいたのでそこを取っ掛かりにして持っていたのですがR7ではカード型になってて取っ掛かりがありません(なんという貧乳)もっちょい取っ掛かりが無いと持ちづらく、そこまでスリム化の必要は無いと思いました。(not無乳
あと本体関係で言うことがあるとすると電源SDカード格納部です。R7になって格段に普段の扱いの中であいてしまいます。バッテリーもストッパがついているのでいいですけど…水に弱そうな部分がすぐに露出しちゃうというのは恐ろしいです。せめてロックをつけるべきでした。(後ストッパもろそうなんですが)


動画・音声という機能がG4・R7双方にあります。G4では動画も音声もおまけ程度で、動画は画素が悪い、動くものに弱い。音声はS/Nが悪く記録程度にしか使えないというものでした。当時動画・音声というものは珍しく、まあおまけで無いよりはいいかもねという感じでした。使えなくても、たまに使ってましたし。R7でも多少改善しましたが、まあおまけですかねという印象。音声はMD、動画はDVカメラに任せますよ。


絵。まあなんだかんだ書きましたが、カメラなんだからちゃんと絵が取れてなきゃだめデスよね。ということ。G4に慣れてしまった時点で書いているので、あんまり客観性は無いですが一応。caplioは他の廉価携行機種に比べ妙に設定が細かくできるので、デジイチとかのサブカメラとかとして人気と某所で見ました。私もそれに同感で、相当細かい機能設定があり、カメラの本を流し読みして使うなど相当使いこなすのに時間がかかりました。もしかしたら今もまだ眠らせている機能があるかも知らんです。G4でさえ、露光時間の用途を体得したのが去年とかでしたし。あとG4にはいつのころからかドット欠けができ撮った画像の同じ場所に常に緑色の1ドットが出るようになりました。ま、経年劣化かね。
それでR7の話題に移るのですが、はじめ撮った画の感想は暗いということでした。
また高ISOで撮ったときの粒子感のようなものが強く感じられ、拡大してみるとちょっとひどいなと感じました。まあ画素が上がった分粒子感もよく撮れちゃうとか思っとくかな。
暗いところの撮影ですが、G4よりもR7の方が圧倒的にぶれが多いように感じます。
あと、暗いところを撮るとG4では勝手に露光時間を調整してちょっと光の強い画面にしていたのに対し、R7では露光そのままでかなり真っ暗な画面になってしまうという問題になりました。いちいち暗いところを撮るのにモードを切り替えするのは面倒だなと感じるので、My設定にでも入れておくかってとこです。My設定もまだまだ慣れずに使いにくい。
あと、コントラストの問題で、空を半分くらい入れてしまうと、他の風景部が真っ暗になる。若しくは風景を撮ると空が全部白くなってしまう。 あとで合成して対処するしかないのかなと思います。これはまあ、全部のデジカメに言えそうだなぁ
あとは、R7はG4に比べ圧倒的に起動が早いので、チャンスは逃さないと思いました。


P.S.R7は現在部品が不足しており3週間から1ヶ月待ちの修理だそうです。夏休みまではG4wideが復活してメーンカメラです。