妄想を殺すもの

いい時代になったとおもった。
いや、いい時代になったといわれる。


ネットを使って欲しい情報にはすぐにアクセスできる
自分の「欲しい」ものはネットですぐに出てくる。
昔は「欲しい」ものなんてそこら辺になかった。
だから「創る」んだった。
今では、誰かが自分の「欲しい」答えにたどり着くなら
その誰かが出してくれた答えで十分じゃないか
そんなことさへ思っちゃう。


それでも、僕は完全に満足したことは一度もなかった
誰かが出してくれた答えじゃ満足しない。
きっと。


ネットやる以前は限定された情報から妄想していく
その広がりが楽しかった。
誰かの妄想でよしとしてしまって…
年のせいにしてしまっては
自分、随分情けないな。